BambooCutの考える「梅干し」
梅干しといえば「日本代表食」。
そう言って、否定する人はそう多くないでしょう。
いえ、まったくいないと言っても過言ではないかもしれません。
しかし、梅干しのことをぜんぜん知らない人のほうが多い。
これもまた、そう言っても過言ではなさそうです。
実際、2014年に活動したてのBambooCutはそうでした。
それに気がついたとき、不思議な魅力を梅干しに感じ、
その魅力がなんなのか知りたくて、
無我夢中で本場の紀州へと向かいました。
そこで知ることができた梅干しの魅力は2つでした。
「おいしい」そして「健康にいい」
大きな2つです。
大きな2つではあるのですが、
たったの2つだったのです。
ぼくたちが感じていた梅干しの魅力はそういうところではなくて、
もっと感覚的な、本能的なところでした。
ぼくらが、どれだけおいしい梅干しを見つけようとも、
「おばあちゃんの梅干し」には敵いません。
ぼくらがどんな努力をしても、
梅干しを見ればよだれが出てしまいます。
苦いでも辛いでもない「すっぱい」って
よく考えると不思議でおもしろい味ですよね。
1000年前から存在する梅干しですが、
いったいどのようにして現代まで
インターネットもない時代に受け継がれたのでしょうか?
そんなことを考え出すと、止まらないのです。
それほどおもしろい食材が、日本にはある。
その魅力を言葉になんとかしたくって。
この魅力をみなさんと共有するのが楽しくって。
ぼくらの考える梅干しって、そういう存在なのです。
みなさんも、梅干しの不思議な世界へ
飛び込んじゃってみませんか?!
文・BambooCut 竹内順平